JSA 日本サポーター協会
JSAJSAスペシャルズインタビュー&レポート

◎連載企画「サッカーを支える人たち」 第8回サッカー専門新聞の場合
−(株)スクワッド代表取締役 山田泰氏に聞く−



 今回より(株)スクワッドの代表取締役・山田泰氏へのインタビューをお届けします。(株)スクワッドは昨年山田氏が自ら立ち上げた会社で、昨年10月に創刊したサッカー専門新聞「EL GOLAZO」(エル・ゴラッソ)を発行しています。

*「EL GOLAZO」とは?
「EL GOLAZO」(エルゴラッソ):サッカー専門新聞 
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の駅売店・主要コンビニエンスストアにて毎週月・水・金曜日発行 1部130円「エルゴラッソ」とは「ファンタスティック ゴール」の意味(スペイン語)<http://www.golazo.jp/>


■「EL GOLAZO」(エルゴラッソ)を創刊するまで

―まずは山田さん自身のお話から伺いたいと思います。

「僕はサッカー始めるのが遅くて中1から高3までしかやってないんです。プレーヤーとしての素質が全然なかったんで、初めからプレーヤーとして大成するつもりはなかったんです。
 高校のときに都でベスト4くらいのチームだったんですけど、高1の時にいきなり『相手の偵察をして来い』って言われたんです。監督に。で、卒業した後になんで戦力分析をやらせたのかと聞いたら『君は合宿に行くバスの中でサッカーマガジン読んでたから』って言われたんです。まあそういうわけで元々サッカーを引いた目で見るということをしていたんです。」

―高校を卒業した後のサッカーとの関わりは?

「いや全くないんです。草サッカーくらいかな。ただサッカー雑誌は読み続けていたんですけど。大学出た後銀行員を5年くらいやってたんです。よく仕事サボりながらサッカー雑誌読んでましたね。」

―そこからこちらに転職されたんですか?

「いや、辞める前からDTPの仕事をしていたんです。97年くらいから。その仕事が軌道に乗りそうだったんで98年に退職したんです。だからサッカーやりたくてやめたわけじゃないんですよ。
 サッカーを仕事として関わったのは2000年ごろからですね。99年ごろからサッカーのHPを個人で立ち上げて、それがきっかけであるサイトに原稿を書かせてもらうようになったんです。2002年くらいまで。で、それが終わったあと何をしようかと考えたんです。
 まず自分とサッカーの関わりを追求したいなと思いました。そのときにWEBでやることの限界を感じていたんです。なので紙媒体でなければと思っていたんですが、いいものがない。そこで自分で作らなければダメだなと思ったんですよ。」


■なぜ「新聞」なのか?

―なぜ新聞スタイルにしようと思ったんですか?

「サッカー中心の新聞というのは海外ではあたりまえになっています。イタリアとかスペインでは雑誌は少ないんじゃないですか。2つ3つくらいでしょう。やっぱり新聞が主なメディアなんです。雑誌がメインなのは日本だけでしょう。しかも種類が豊富。
 雑誌って高いじゃないですか、何にお金がかかってるかって言うとDTPとか紙にお金がかかってるんです。それが読者が求めていることかというと違うと思うんですよね。全部がああいうのである必要はないと思ったんですよ。
 もっとベーシックな情報がたくさん載ってる媒体があってもいいんじゃないかなと思いました。『ガゼッタ』なんかセリエCとかも載ってますから。そういったものが必要かなと。
 かたや野球では朝日新聞なんか高校野球を地区予選から載せてますよね?サッカーにもああいうベーシックなものを載せるのがあってもいいんじゃないかと思っていました。ただそれが根付いていくかはこれからの課題ですけど。」

―ネットや携帯のメディアではなく雑誌でもない。その中間を狙っていたんですね?

「そうですね。でも中途半端にならないようにしないといけないですね。速報性はネットに敵わない。深さは雑誌に敵わない。そこで中途半端にならないようにしていかなければなりません。
 それともう一つ、サッカーファンの目線を忘れないようにしています。そういう人たちが集まってやっているのであまりメディアぶってやらないように心がけています。」

 (塩野谷 浩崇)


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