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■書名 「誇り〜ドラガン・ストイコビッチの軌跡〜」 2001年7月21日夜、満員の東京スタジアムに響き渡る「PIXY!ALLEZ!(ピクシー!アレ!)」のコール・・・。この本を事前に読んでいた人には、ピクシーへのより深い思いが駆け巡ったはずです。 記念すべきJSAライブラリーの第一回目は、「誇り〜ドラガン・ストイコビッチの軌跡」です。1998年5月にハードカバー(東京新聞出版局)が出版されましたが、2000年9月に文庫本(集英社文庫)が発売され、これにユーロ2000の書き下ろしが追加されていたため、文庫本も買ってしまった人も多いと思います。ピクシーの輝かしいレッドスター時代と90年イタリアワールドカップから始まる内容は、その後のマルセイユへの移籍、ケガ、ユーゴ紛争の開始、ユーロ92への出場停止、マルセイユの八百長疑惑、日本での不遇の時代と一気に暗闇に突入します。なかでもユーロ92への出場停止が告知されたシーンでは、本で読んだ私ですら深い悲しみと、あまりの理不尽さにやるせない思いでいっぱいになりました。そしてグランパスでの復活、98年W杯への出場という光の中にも常につきまとうユーゴ紛争の陰・・・。 この本を読まずにピクシーのラストゲームで泣いた人は、この本を読めば 今でも泣けてしまうこと間違いなしの本です。 おすすめ度:★★★★★(5点満点) (阿久根靖) |
